ささやき
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遊覧ヘリコプター
ジェームスと妻のキャシーは
毎年春に夫婦で州のお祭りに出かけた。
毎年ジェームスが言う。
「ねえキャシー、遊覧ヘリコプターに乗ろうよ!」
キャシーがいつも応える。
「でも、100ドルもするのよ。なんてったって100ドルだから。」
今年もジェームスとキャシーはお祭りにやってきた。
ジェームスが言った。
「ねえ、キャシー、もう二人とも80才だからなあ。
今年遊覧ヘリに乗らないと、来年は乗れないかもしれないよ。」
キャシーが言った。
「でもねえ、100ドルもするのよ。なんてったって100ドルですから。」
それを聞いていた遊覧ヘリのパイロットが言った。
「じゃあ、タダでヘリに乗せてあげるよ。
ただし、飛行中に一言も声を出さなかったらだけどね。
もし、声を出したら100ドル払って貰うっていうのはどうだい?」
老夫婦はその話をOKしてヘリに乗った。
パイロットは二人に声を出させようと、
急上昇や急降下を繰り返し
真横になるほど機体を傾けたり、
可能な限りのアクロバット飛行をしたが
ジェームスとキャシーはとうとう全く声を出さなかった。
着陸してからパイロットがジェームスに言った。
「負けたよ! なんとかして声を出さそうとしたんだけど、
あんたたち夫婦にはかなわないよ。」 ジェームスが言った。
「なんたって100ドルだからね。でも・・・
キャシーが落ちてしまった時はもう少しで声を出しそうになったけどね。」
2025/08/19(火)
01:40
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ケンカ
夫が顔に傷を作り服を乱して帰ってきた。
「ただいま・・・。」
「おかえりなさい。
まあ!あなた、その傷どうしたの?」
と妻が尋ねた。
「ああ・・。入り口のところで、
大家と殴り合いのケンカしてきた」
「どうしてそんなこと!」
「あいつときたら、このアパートの女全員とデキてるなんて
自分で言いふらしてるから頭にきたんだ。
そんなの嘘だよな?嘘だと言ってくれ!」
「まぁ!もちろん嘘よ!201号室の奥さんは違うはずよ!」
2025/08/13(水)
02:59
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木こり
カナダの森林伐採会社が優秀な木こりを募集した。
次の日、会社の事務所にひとりの男が面接にやって来た。
「我が社が欲しいのは優秀な木こりなんだ。
君は、木こりの技術をどこで覚えたのかね?」
「サハラの森でさ」
「サハラって…聞いたことないな。
サハラ砂漠なら知ってるがね」
「ああ」 木こりはニヤリと笑った。
「今じゃそう呼ばれているようだね」
2025/08/07(木)
01:18
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移動時間
ブロンドがビジネス上の所用で
移動時間を確認する為、
航空会社に電話して聞いた。
「サンフランシスコから、ニューヨーク・シティまで、
時間はどれくらいかかるかしら?」
航空会社のオペレーターが
「少々、お待ちください。」と言うと、
「ありがとう。」 と言って
ブロンドは電話を切った。
2025/08/05(火)
01:07
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不思議な光景
ポーランド人A・B・Cの3人が居た。
彼らの仕事は植林だった。
Aは穴を掘る、その穴にBが木を植える、
そしてCが穴を埋める。
彼らは真面目にそれを毎日々繰り返していた。
ある日、そこに一人の青年が通りがかった。
Aが穴を掘り、Cが穴を埋める。
Aが穴を掘り、Cが穴を埋める。
Aが堀り、Cが埋める・・・。
二人は一心不乱に働いていた。
しばらくその光景を見ていた青年が
不思議に思ってたずねた。
「あなたたちはどうしてそんなことをしているの?」
AとC 「今日はBが休みなんだ。」
2025/07/30(水)
03:05
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ヤキモチ
男男は職場で気分が悪くなってしまった秘書を車に乗せ、
彼女の自宅まで送ってあげた。
もちろん、これは純潔な行為ではあったが、
彼はこのこ事を妻には内緒にしておく事にした。
すぐヤキモチを焼く嫉妬深い女だったからだ。
その日の夜、彼は妻といっしょにレストランへ車で向かった。
彼がパッと視線を下に向けると、助手席の下にハイヒールの靴が
半分隠れているのを見つけてしまった。
気づかれぬ様、妻が窓の外に目をやるのを見計らいながら、
靴を拾いあげ車外に投げ捨てた。
ホッとため息をつき、彼はレストランの駐車場に車をとめた。
その時である、妻が助手席でソワソワし出したのは。
「あなた、私のハイヒールの片方を知らない?」
2025/07/29(火)
02:11
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