ささやき
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ヘビ
早朝ビリーは大きな悲鳴で目が覚めた。
急いで外に出てみると、トイレの最中だった様子のトムがズボンを下げたまま倒れていて、まだら模様のヘビがトムの大事な所に噛みついていたのである。
ビリーは、ヘビを棒で追い払い親友のトムを助け起こした。
「おい大丈夫か?しっかりしてくれ!」
彼は必死で親友に呼びかけた。
しかしトムは、意識はあるようだが高熱を発しており、
唸り声を上げるだけだった。
ビリーは脱兎の如くテントに戻ると、携帯電話で病院に電話をかけた。
「もしもし。ボクの親友がヘビに噛まれてしまったんです。
ボクの大切な親友が!どうしたらいいんでしょうか?」
「いいから、落ち着いて話なさい」医師は言った。
「そのヘビの大きさは?・・・模様は?・・・」
ビリーの話を一通り聞き終えた医師は言った。
「それは、かなり危険な毒ヘビだ。
噛まれた所からすぐに毒を吸い出すしかない。
そうしないと、君の友人の命はないだろう」
医師の助言を得たビリーは、少し考え、親友のところに戻った。
いくらか意識がはっきりしてきたトムは、苦しい息の下で尋ねた。
「で、医者はどういったんだい・・・?」
「ああ」ビリーは、親友に答えた。
「すまないが、もう手のほどこしようがないそうだ」
2019/06/12(水)
05:47
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裁判
メアリーは夫を毒殺したとして法廷で裁かれていた。
何度目かの尋問で担当の検事が言った。
「あなたは自分の夫のコーヒーに毒を入れましたね。
そして、夫がそれを飲む時に憐れみの気持ちとか、
かわいそうだとは全然思わなかったのですか?」
「いえ、さすがにかわいそうだと思った時がありました」
「それはどんなときですか?」
メアリーが答えた。
「夫がコーヒーのお代わりを私に頼んだ時です」
2019/06/11(火)
05:27
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ティファニー
美しいレディがティファニーに入ってきた。
彼女は店内を見渡すと、
素晴らしいダイヤモンドのブレスレットのショーケースが目に入った。
彼女はそのブレスレットに近づくと、もっとよく見ようと腰をかがめた瞬間、
不覚にもプッとオナラを漏らしてしまった。
彼女は狼狽しながら、誰かに音を聞かれたかも知れないと後ろを振り返った。
すると、なんと不運な事にすぐ後ろにハンサムな店員が立っていた
。
店員はさすがティファニーというようなクールで気品のある表情で言った。
「いらっしゃいませ、マダム。ブレスレットをお探しですか?」
彼女は店員が気付かなかった事を祈りながら、少し気取って、
「このダイアのブレスレットのお値段はいくらですか?」と聞いた。
店員はさらに気取って言った。
「マダム・・・、そのブレスレットを見ただけでオナラを漏らしてしまったなら、
値段を聞いたら、ウンコ漏らしてしまいますよ。」
2019/06/10(月)
05:55
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スカイダイビング
ジェーンはスカイダイビングに挑戦するのが夢だった。
ある日、意を決したジェーンはスカイダイビングの会社を訪れた。
「一生に一度でいいからやってみたかったの」
「そうですか。楽しんで下さい。」
そしてジェーンは料金を払い、飛行機に乗った。
飛行機は順調に高度を上げ、降下する地点の上空に達した。
「さあ、ここが降下地点です。
今から飛行機の扉を開けますから、飛び降りてください」
「いよいよですね。ところで、パラシュートはどこですか?」
「一生に一度でいい場合は、パラシュートは不要ですヨ!!」
2019/06/07(金)
05:23
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絶望感
結婚10年目を迎えたジョンとメアリーは共働きの夫婦だった。
ある日メアリーは仕事が遅くなり、疲れ果てて家に帰ってきた。
そして、すぐにベッドに倒れこもうと真っ直ぐ2階の寝室に上がった。
ところが、灯りの消えた寝室のベットには一組の男女が寝ていて、
シーツの下からは、その男女の絡みあった素足が見えていた。
メアリーは夫に裏切られた絶望感と怒りに震えた。
目に涙を浮かべながら、彼女は近くにあった夫のゴルフクラブを握りしめ、
うめき声がしなくなるまでシーツを殴り続けた。
やがて疲れと後悔と悲しみに包まれたメアリーは、ゴルフクラブを投げ出し、
呆然とし、よろめきながら1階のリビングに降りた。
すると、そこには夫のジョンがソファーに座って新聞を読んでいた。
「あ、あなた!そこにいたの!?」
「遅かったね、メアリー。夕方、うちの両親が急に来てね。
とりあえず、僕らの寝室で寝てもらったから、起こさないでネ!!」
2019/06/06(木)
05:39
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運
旅客機が離陸直後にエンジントラブルで墜落した。
その空港のロビーで男がインタビューを受けていた。
記者「飛行機に乗り遅れて危機一髪、命拾いをしたのですね?」
男「そうです」
記者「まったく幸運でしたね」
男「ええ。でも幸運はそればかりじゃありません」
記者「ほう?ほかにも何か?」
男「家内は間に合ったんです」
2019/06/05(水)
05:52
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