腕利きの殺し屋は、ある男の殺しを依頼された。
まずその男の生活パターンを調べたところ、
朝はきっかり7時起床、7時半ジョギング、8時出社、夜7時帰宅というように、
時計のように規則正しい生活ぶりだった。
「これならやりやすい。1人になるジョギングのときを狙おう」
そして決行の日。殺し屋は銃を用意してスタンバイしていた。
が、7時半を過ぎたというのに男はいっこうに現れない。5分過ぎ、10分過ぎ…。
8時を過ぎても現れない。殺し屋はつぶやいた。
「ヤツの身に何もなければいいが・・・」(笑)
(2014/6/23)