高校生のジュリーは、最近占いに凝っていた。ある日、友人ととてもよく当た
ると評判のジプシー占いに行ったジュリーは、彼女の父親が、翌朝死ぬと予言
されて、青くなって帰ってきた。心配させないために、両親にはそのことは黙
っていた。その晩ジュリーは、不安で、まんじりともせずに朝を迎えた。
恐る恐る階下に降りて行ったジュリーは、食堂でいつもと変わらずに朝食を取
っている父親を見つけて、ほっと胸を撫で下ろした。
「良かった、やっぱり予言は当たらなかったわ!!」
それから、牛乳を取り込むため台所の扉を開けたジュリーは、吃驚して息をの
んだ。そこに、長年彼女の家に出入りしていた牛乳配達が、倒れて死んでいる
のを見つけた(笑)