転属してきた新しい上司のテリー・ライトが
新入りの部下を彼の部屋に呼んだ。
「君の名前は?」
「スティーヴです」新入りは答えた。
「君はまだ前の会社の悪癖が抜けないようだね」
上司は顔をしかめた。
「我が社は大企業であり,企業は組織だ。
きちんとした組織は規律や上下関係があってこそ発展していく。
他はいざ知らず,私は部下をファーストネームで呼んだりはしない。
ジョン・スミスならスミスと呼ぶ,ジョン・ケリーならケリーと呼ぶ。
いいかね・・・ではもう一度聞く。君の名前は?」
「ダーリンです。ぼくの名前は,スティーヴ・ダーリンです」
「よーしスティーヴ。次に君に言っておきたいことは・・・」