高級レストランとナポレオン・ブランデー
太った男が高級レストランで食事をし、
締めくくりにこれまた極めて
高価なナポレオン・ブランデーを飲んだ。
それから給仕長を呼びつけた。
男は穏やかに尋ねた。
「覚えているかな?一年前、
ちょうどこのテーブルで 同じような食事をし、
お金がなかったので、
君は僕を浮浪者のようにドブに放り込ませたね?」
給仕長は恐縮して言いかけた。
「それは申し訳ありませんでした。」
「あ、いや、いいんだよ」と、男。
「でも、悪いんだが、
また同じようにしてもらわなければいけないんだよ。」