3人の女性が集まり
いつもの夫自慢を始めた。
1番目の女性が言った。
「夫はいつも私を愛してくれて、結婚記念日には
ハワイに連れていってくれることになってるの」
2番目の女性が負けずに言った。
「私の夫は、私の誕生日に
2カラットのダイヤモンドを買ってくれるの」
3番目の女性は他のふたりの視線を感じながら言った。
「夫はどこにも連れていってくれないし
、何も買ってくれないけど
私を愛してくれてるの。
夫のアレにはカナリアが横に14羽も止まれるのよ」
一瞬、場が凍りついた様に静まり返った。
やがて1番目の女性が沈黙を破って言った。
「わかったわ・・・。私は嘘ついたわ、ごめんなさい。
ハワイはハワイでもハワイアン・センターなの」
2番目の女性もとうとう答えた。
「悪かったわ。私も嘘だったの。
2カラットのダイアモンドじゃなくてアーモンド2缶なの」
そして3番目の女性に向かって
「あなたも嘘でしょう? 嘘だと言って」
と懇願するように言った。
「ええ、実は私も嘘をついたわ、ごめんなさい」
と3番目の女性が言った。
「ほんとうのこと言うと
14羽目のカナリアは片足で立ってるの」