ある日の事、パトロール中の警察官が90歳くらいの老人が
公園のベンチで泣いているのを見つけた。
彼は老人になぜ泣いているのかを尋ねた。
「実は・・・」
老人は溢れる涙を拭いながら言った。
「わしは、最近、25歳の女性と結婚したんじゃ。
彼女は毎朝、素晴らしい朝食を作ってくれて
わしを愛してると言ってくれるんじゃ。
お昼には、素晴らしいランチを作ってくれて
わしをぎゅっと抱きしめてくれるんじゃ。
夜には、素晴らしい夕食を作ってくれて、
わしにたくさんのキスをしてくれるんじゃ。」
聞いていて腹が立ってきた警察官は、ぶっきらぼうに言った。
「おい、じいさん。いい加減にしなさい。泣く事なんて無いだろう?
あんた、世界で1番の幸せ者じゃないか!」
「そんな事はわかっておるんじゃよ。」
老人は涙にむせびながら言った。
「わしがここで泣いているのはじゃな・・・。
家がどこだか忘れたんじゃい!」