医者が連れ立って鴨撃ちに行った。

最初に内科医が銃を構えたが、
「私にはアレは鴨に見えるが本当に鴨だろうか?
 セカンドオピオニオンを求めたい」
と撃たなかった。

次に小児科医も銃を構えたが、
「あの鴨は撃つには小さすぎる。成長するまで待とう」
と撃たなかった。

精神科医は、
「あの鴨は自分が鴨だと認識しているのだろう?」
と、これも撃たなかった。

そのとき藪の向こうで何かが動いた。
外科医は迷わずぶっぱなした後で病理医に言った。
「鴨かどうか見てきてくれ」
2022/11/04(金) 05:00 笑い 記事URL COM(0)