一人の男が、弁護士事務所をある相談をするためにやってきた。
「先月、隣の男に1,000ドル貸したんだが、
返してもらえないんです」
「借用書など、貸したという証拠はありますか?」
「それが口約束だけで、何も証拠がないんです」
その弁護士はほんの少し間を置いて続けた。
「なるほど、わりました。では、
こちらで書面をを用意します。
その隣人に貸した5,000ドルを返すように、
返済の督促状を送って下さい」
「5,000ドル?私が貸したのは1,000ドルですよ!」
「かまいません。
相手がそう言ってきたらそれを証拠にできますから」