離れて暮らしている母親に、3人の息子がそれぞれ誕生日の贈り物をした。
一郎:「僕は豪邸をプレゼントしたんだ。12LDKだぞ!」
二郎:「僕はベンツをプレゼントしたんだ。運転手付きだぞ!」
三郎:「僕は話すオウムをプレゼントしたんだ。
聖書から六法全書まで暗記しているし、
歌も歌えるし話し相手にもなる。
豪邸とベンツを合わせてもまだ足りないほど高かったんだぞ!」
しばらくして、母親からみんなに手紙がきた。
『一郎、豪邸をありがとう。でも母さんは、
1人であんな大きな家には住めません。
掃除が大変です』
『二郎、ベンツをありがとう。でも母さんは、
健康のためいつも歩くようにしています。
あの運転手とは合わないし』
『三郎。母さん、三郎のプレゼントが一番うれしかったです。
母さんのこと、本当によくわかってくれていますね。
とても美味しい鳥でした』