タケシは学校で作文の宿題を出された。
しかし、何を書けばいいのか解らないので
家族に相談してみることにした。
母親に相談すると「後にして!」
と言うのでタケシは「後にして!」と書いた。
次に、父親に相談した。
「いちいちうるさいな」と言われたので
「いちいちうるさいな」と書いた。
その後、弟に相談すると、
アンパンマンのビデオを見ながら
「アンパンマーン」と言ったので「アンパンマーン」と書いた。
その後、兄に相談してみた。
兄は電話中で、友達に「バイクで行くぜ」と言っていた。
――次の日
先生 「タケシくん、作文を読みなさい」
タケシ「後にして!」
先生 「いいから早く読みなさい」
タケシ「いちいちうるさいな」
先生 「あなた、一体何様のつもりなの?」
タケシ「アンパンマーン」
先生 「もういいです。後で職員室に来なさい」
タケシ「バイクで行くぜ」