ある日、ブロンドが公園を散歩していると、
楽しそうに犬と遊んでいる人がいた。
「おすわり!よしっ。お手!よしっ。
じゃあ今度はボールを取ってくるんだぞ。そらっ」
犬はボールをしげみから見つけ出し、口にくわえると走って戻ってきた。
「まあ、楽しそう。すてき」
犬の飼い主はにっこりするとブロンドに言った。
「あ、ちょっとやってみます?」
「あら、あたしがやってもいいの?」
「もちろんですよ、さあ。」
「じゃあ少しだけ・・。あんまり遠くに投げないでね。
あたしじゃ上手く見つけられないかもしれないから・・・・」