勤め先の整形外科医が新しい診療所に引っ越す事になり、
みんなで荷物を運ぶのを手伝っていた

わたしは骨格標本を助手席に座らせ、
腕を運転席の後ろに回した。
そんな風にして町を行く事について
何とも思ってなかった。

しかし信号で止まる度に、
隣の車に乗った人達がこっちを見ているのに気がついた。

それで、そっちに向って
「診療所に連れていくところなのよ」と言ってやった。
すると、向こうの運転手が窓の外に身を乗り出して言った。

「こんな事は言いたくないんだが・・・手遅れだと思うよ!!」
2019/10/02(水) 05:48 笑い 記事URL COM(0)