16歳になる娘が両親の所へ来てもう2ヶ月も生理がないと言った。
心配した母親は薬局へ行って妊娠検査薬を買ってきた。
検査キットでテストすると、娘は妊娠しているとの結果が出た。
母は泣いたり、叫んだり、怒ったりしながら言った。
「いったい、こんな事した相手は誰なの?」
娘はどこかへ電話をかけた。
30分後、新車のフェラーリが家の前に止まり、
長身で細身でグレーの髪の年配の男がやってきた。
いかにも金持ちらしい高級でおしゃれなスーツを着こなした目立つ男だった。
男は家に入ると娘の父と母に向かい合ってリビングのソファーに座った。
「はじめまして。貴方の娘さんから電話で、問題が発生したことを聞きました。
しかしながら、私は事情があって結婚することはできませんので、
別の形で責任を取りたいと思います。
もし、女の子が生まれたらスーパーマーケットの店舗を3つと家を2軒、
プライベートビーチのある別荘と、それから100万ドルをその子に譲ります。
もし、男の子が生まれたら大きな工場を2つと家を2軒と100万ドルを譲ります。
もし、双子が生まれた場合はらそれぞれに工場と家と50万ドルを譲ります。
もし、流産だったら・・・」
それまで黙っていた父親が身を乗り出して言った。
「その時は、もう一度娘と寝てください。」