ささやき
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座薬
胃の具合が悪くなった男が、
とある医師の元に駆け込んだ。
医師は彼をじっくりと診察して言った。
「ふむ。あなたの胃は大変深刻な状態だ。
座薬を入れて様子を見ることにしましょう。」
医師は男にかがむように言い、
それを上の方へ押し入れた。
「よろしい。それではまた、
同じことを6時間後にもするように。」
6時間後、男は自分の家にいた。
男は医師の言う通り、
座薬を手に取ったがどうしてもそれを
一人ですることができなかった。
それで男はたまらず、
彼の妻を呼ぶことにした。
男が今までの経緯を説明すると、
彼女はこっくりとうなずいた。
そして、片手を男の肩に当てて、
もう一方の手で座薬を押し入れた。
その途端、男は頭をかかえて絶叫した。
「う、うわぁーー!!」
妻はびっくりして男に尋ねた。
「ご、ごめんなさい。
痛くしちゃったかしら」
「いや、そうじゃないんだ」
男は6時間前を思い浮かべて、
愕然とした様子でつぶやいた。
「実はさっきの医者なんだが、
俺の肩にあった手がな……」
「手が、どうかしたの?」
「両手だったんだよ」
2026/01/27(火)
02:55
笑い
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