あるブロンドがバーでもう一人のブロンドと会話をしていた。
「静かな夜だわね」と最初のブロンドが言った。
「そうだわね」と2番目のブロンドが答えた。
「あなたはどこ出身?」
「私は、ニューヨークから来たの」
と最初のブロンドが言った。
「本当?」と、相手のブロンドが聞き返した。
「私もなのよ!いっぱいおごらせてね!」
「ありがとう」と最初のブロンドが言った。
「それであなたはどこに住んでいたの?」
「アッパー・ウェスト・サイドよ」と、
2番目のブロンドが答えた。
「セントラル・パーク・ウェスト通りの74番近くよ」
「まあ、うそ!」と、最初のブロンドが言った。
「信じられないわ!私もそこで育ったのよ!学校はどこに行ったの?」
「全部私立学校だったわ」と、2番目のブロンドが言った。
「私は94年に聖心高校を卒業したの」
「本当なの!」と、最初のブロンドが言った。
「偶然ね!私も94年の聖心を卒業したのよ!」
「うそでしょう!」と、2番目のブロンドが驚いて言った。
「とても信じられないわ、こんな偶然!」
ちょうどこの時、常連客の1人が入ってきて、椅子に腰掛けバーテンに挨拶した。
「やあ、サム。今夜は何か変わった事は無いかい?」
「あまりありませんね。また双子のマーフィ姉妹が酔っ払っているだけですね」