メアリーは夫を毒殺したとして法廷で裁かれていた。

何度目かの尋問で担当の検事が言った。

「あなたは自分の夫のコーヒーに毒を入れましたね。
 そして、夫がそれを飲む時に憐れみの気持ちとか、
 かわいそうだとは全然思わなかったのですか?」

「いえ、さすがにかわいそうだと思った時がありました」

「それはどんなときですか?」

メアリーが答えた。

「夫がコーヒーのお代わりを私に頼んだ時です」
2019/06/11(火) 05:27 笑い 記事URL COM(0)