物忘れが激しくなった九十歳代の老夫婦が医者に相談に行った。

二人共肉体的には問題ないので、
医者は記憶に頼らずメモに書き留めておくことを勧めた。

その日の夜、老夫婦はテレビを見ていたが、夫が椅子から立ち上がったのを見て妻が
「どこに行くの?」と声をかけた。
「ちょっと台所までな」、と夫が答えたので、
「アイスクリームをひとつ持って来てもらえる?」と妻が頼んだ。
「いいとも」、と夫が肯いたので、
「メモに書き留めておかなくて大丈夫かしら?覚えていられる?」と妻が尋ねた。
「大丈夫、覚えていられるよ」と夫が言うと、
「でもね、私アイスクリームの上にイチゴを乗せて欲しいのよ。
 ちゃんと書き留めておいた方が良いと思うけどね」と妻が追加注文を出した。
「覚えていられるってば!アイスクリームをひとつ、上にイチゴを乗せてだろう!」
と夫が繰り返すと、
「それに、生クリームを塗って欲しいのよね。あなた絶対忘れると思うから、
 メモしていった方がいいってば」と妻は言い張った。

夫はイライラした表情で
「ハニー、メモする必要なんかないと言っているだろう!覚えていられるってば!
 いいかい?イチゴ付きのアイスクリームに生クリームのトッピングだろう?
 わかっているからいい加減にしてくれよ!」と言うと、
ブツブツ文句を言いながら台所へ向かった。

20分後に夫は台所から戻って来て、妻に作りたてのベーコンエッグを一皿手渡した。
妻はお皿をじっと眺めてからこう尋ねた。
「それで、私のトースト はどうなってるの?」
2019/08/22(木) 05:34 笑い 記事URL COM(0)
ある女性の菜園の野菜は見事に育っていたが、
トマトだけがどうしても熟さない。
青いトマトの使い道にも限りがあるし、
婦人はうんざりしていた。

そこで、婦人は隣人のもとを訪ねた。

「あなたのトマトは熟れているけれど、
 私のは青いまま。どうしたら熟すの?」

隣人は答えた。

「そうねえ、バカらしく聞こえるかもしれないど、
 いい方法があるわ。
 辺りが暗くなったら、菜園に出て全裸になるの。
 トマトは暗闇でも見えるから、恥ずかしがって赤面するわ。
 朝にはすべて完熟トマトよ」

早速女性は試してみる事にした。

次の日、隣人が成果を尋ねると、

「まあまあかしら」と女性は答えた。

「トマトは青いままなんだけど、
 キュウリがすべて5インチ伸びたわ」
2019/08/21(水) 05:30 笑い 記事URL COM(0)
田舎道のひどいぬかるみに、若者のバイクがスタックしてしまった。
近くの一軒家に駆け込んで助けを求めると、

「50ドル出してくれれば助けよう」

仕方ないので、言われるままお金を出して助けてもらう事にした。

「でもこんなにひどいぬかるみだと、はまってしまう人が多すぎて、
 昼も夜もひっきりなしに助けに行ってるんじゃないですか?」

「いや、そんなことはないよ。夜はずっと水まきをしている」
2019/08/20(火) 05:01 笑い 記事URL COM(0)
ボブとビルが時速130キロで車を飛ばしていた。

交差点に差しかかったがボブは赤信号の交差点を無視して通過した。

ビルがボブに言った。
「なんて事するんだよ。赤信号無視したぞ。」

ボブが言った。
「どうってことないよ。オレの兄貴はしょっちゅうやってるよ。」


また、赤信号の交差点が迫ってきた。
ボブが言った。
「心配するなよ。オレの兄貴はいつも信号無視してるよ。」

また次の赤信号の交差点が迫ってきたが、その時信号が青に変った。
ボブは、急ブレーキを踏んで車を止めた。

ビルが言った。
「どうしたっていうんだ!? 青信号だよ。なんで止まったんだよ。」

ボブが言った。
「いや、オレの兄貴が反対側から来そうだから・・・」
2019/08/19(月) 05:24 笑い 記事URL COM(0)
ある大学教授がホテルをチェックアウトした。
駅に向かう途中、部屋に傘を置き忘れてしまったのに気がついた。
教授は急いでホテルに引き返した。

自分の泊まっていた部屋の前まで行き、大声でホテルのボーイを呼ぼうとした。
部屋のドアを開けてもらうためだ。
まさにその時、部屋の中から声がすることに気づいた。


教授が出発してから数分しか経っていないが、
この部屋には既に次の客がチェックインしていたのだ。

ドアの向こうから若い男性の声が聞こえた。
「かわいいベイビー、君は誰のもの?」

チュッ、チュッというキスの音が続き、
女の子がクスクス笑う声が聞こえた。
「あなたのものよ」
「じゃ、このかわいい手は誰のもの?」
部屋の中の男が尋ねている。
「あなたのものよ」
女の子はもっと嬉しそうに笑い声を上げる。

「じゃ、このかわいい膝は?それから、この可愛い…」

ドアの外から教授が答えを遮って叫んだ。

「傘の番になったら、それは私のものですからね!」
2019/08/09(金) 06:10 笑い 記事URL COM(0)
ある男が空港で時間待ちをしていた。
男は時計を忘れたのに気付き、誰かに時間を聞こうと考えた。
そうしてしばらく辺りを見回していると、向こうの方から、
いかにも重たそうな2個のスーツケースを持った初老の男が、
よろよろとこちらに歩いてくるのが見えた。
彼は男のもとに歩み寄って尋ねた。

「あの、すいません。今何時か教えて頂けませんか?」

男はちょっと驚いた様子だったが、すぐにニッコリ笑って返答した。

「あ、えーと、どこの国の時間が知りたいのですか?」
「国?」
「あなたの時計は、他の国の時間も見れるのですか?」
「ええ。世界中の時間が見れます」
「世界中のだって!」

彼が驚嘆の声を上げると、初老の男は指を左右に振りながら言った。

「はは、その程度で驚かれては困りますな。
 この時計には、もっといろんな機能がついているのですよ
 GPS、FAX、電子メール、液晶テレビ、etc.」

「なんて素晴らしい、いや贅沢な時計なんだ!」

驚いている彼を尻目に初老の男はハイテク時計を見つめて言った。

「もし、気に入ったのなら900$でお譲りしますけど・・・」

少々高い買い物だったが、彼は迷わず買うことを決めた。
そして財布の中からそのお金を取り出すと、初老の男に手渡した。

「おめでとうございます!
 これであなたもハイテク時計の所有者ですな。」

初老の男はニッコリ笑ってそう言うと、
自分の手首からハイテク腕時計を外して、彼の手首にはめた。
そして、傍らのスーツケースを2つゆっくりと持ち上げると、
喜色満面の彼の足元に、どしんと置いた。
不思議そうな彼の表情に、初老の男は言った。

「あ、これその時計のバッテリーですので。」
2019/08/08(木) 05:32 笑い 記事URL COM(0)