若いパンクがバスに乗った。髪はスパイク状で、緑、紫、オレンジに染められている。
着ているものは、ぼろぼろになった革 のよせ集めだった。はだしで、靴は履いていない。
顔や体には、あちこちにピアスで宝石が付けられ、大きな、派手な色の羽をイヤ リングにしていた。

彼はたった一つ空いていた席に座った。向かいの席の老人は、長い間、ただじっと若者を見詰め続けた。
とうとう、若者はたまらなくなって、老人に向かって吠え立てた。
「このじじい、何見てるんだよ! あんた、若いときに無茶し たことがないのかよ?」

老人は、ためらうことなく答えた。「ああ。まだ若くて海軍にいたとき、シンガポールでひどく酔っ払って、
オウムとやったこと がある。
それで、もしや君はわたしの息子ではないかと思ってね。」(笑)
2017/02/18(土) 05:47 笑い 記事URL COM(0)