一人のカウボーイが冬を過ごした家畜達の様子を見るために、
まだ雪の残る道を馬で走っていた。
カウボーイの馬が狭い獣道に足を踏み入れた時、
一匹のガラガラ蛇が春の陽射しを楽しんでいた。
馬が後ずさりしカウボーイがこの蛇を撃つために
6連発拳銃を身構えた途端、
「友よ、しばし待て!!」とこの蛇が叫んだ。
「私を撃つな。私はガラガラ蛇の魔法使いなのだ。
もし私を撃たないでくれるなら、お前の願いを三つ叶えてやろう。」
カウボーイは蛇が飛びかかってこれない安全な距離
にいたので、こう答えた。
「OK、まず最初にクラーク・ゲーブルの様にハンサムな顔が欲しい。
それからアーノルド・シュワルツネッガーみたいな逞しい身体にして欲しい。
それから最後に私が乗っている馬みたいな男性自身の持ち主にしてくれないか?」
「わかった。家に戻ればお前の望みはすべて実現されておるぞ」と蛇が答えた。
カウボーイは馬の鼻先を翻すと全速力で馬を走らせて家に戻った。
馬から降り、真っ直ぐに家の中の鏡に向かうと、
そこにはクラーク・ゲーブルの顔が映ってい た。
急いでシャツを脱ぎ捨てると、アーノルド・シュワツルツネッガーのような
盛り上がって躍動する筋肉が全身についていた。
すっかり興奮してジーンズを脱いで下半身を鏡に映した瞬間、
カウボーイはこう叫んだ。
「しまった!! 俺は雌馬に乗っていたんだ!! 」