ささやき
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骨董
ある時骨董好きの主人が買い入れたばかりの
掛け軸を客に自慢した。
「ほほう、まことに結構な掛け物で・・・この絵の上に書いてあるのはなんですかな」
「それは“賛”でございます」
「この横に漢字が並んでるのは・・・」
「ああ、それは“詩”ですな」
「この人の名前のみたいな署名があるのは」
「それは“語”です。一休禅師の」
「ふむ。よくできてますなあ」
ここで棚においてある冊子を見つけて
「さしずめこれは“録”というわけですかな」
「いえいえ、それは“質”にとったものでございます」(笑)
2018/04/10(火)
06:02
笑い
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