その昔、若くて男前の王子がいました。
しかしふとしたことで魔女の怒りをかい、王子は呪いをかけられてしまいました。
その呪いとは、「1年に1文字しか話せない」というものでした。
もし1文字も話さない年があれば、翌年に2文字話せる。
手紙や身振りも許されなかったので、相手に意志を伝えようと思ったら、
何年もかけて文字数をためるしかなかったそうです。
ある日、王子は散歩の途中で美しい姫に出会いました。
金色の髪、ルビー色の唇、サファイア色の瞳・・・。王子は一目で恋に落ちたました。
本当はすぐにでも『アイシテル』と言いたかったのですが、
5文字喋るために、その後の5年間一言も喋らず待ったそうです。
しかし5年たつと『ケ(ッ)コンシテ』も言わなくてはと思い、更に5年待ちました。
そうして初めての出会いから10年後、やっと王子はプロポーズ!!
「愛してる、結婚して。」
王子の言葉に、姫は金色の髪をかき上げ、サファイア色の瞳で王子をみつめ、ルビー色の唇を開いて答えた。

「え?今なんて?」(笑)
2017/06/09(金) 05:16 笑い 記事URL COM(0) TB(0)