レストランにトムが入った。
メニューを見て人気限定の「特製リゾット」を頼んだ。
「申し訳ございません。あちらのお客様で最後でした」
見ると金持ちそうな男のテーブルには豪華な料理が並んでいた。
男はすでに満腹そうで、特製リゾットもそのまま置いてあった。
トムは残念そうに見ていたが、意を決しおそるおそる金持ちに近づいた。
「あのう、よかったらそのリゾット私にくれませんか?」
「ああ、いいですよ」
金持ちは答えた。
トムは意気揚々とリゾットを自分のテーブルに運び美味しそうに食べ始めた。
そしてもうそろそろ食べ終わるころ、皿の底に何かいるのが見えた。
それはネズミの死骸だった。
「ウゲーーー」トムは気持ち悪くなり全部吐いてしまった。
「な、気持ち悪いだろう?」
その様子を見ていた金持ちはトムに言った。
「俺もさっきそうだったんだ」(笑)
2017/01/01(日) 02:33 笑い 記事URL COM(0)