とある大学に、他人を気遣い模範的な振る舞いを遂行する学部長がいた。
ある日、教授会議の場に天使が現れ、今までの善行のご褒美として、
神さまが永遠の富・永遠の英知・永遠の美貌の中から一つを与えてくださる、と伝えた。

学部長は、ためらうことなく永遠の英知を選んだ。

「よろしい」天使はそう言うと、稲妻が走る煙の中へと消えていった。

その場に居合わせた者は皆、かすかな後光に照らされる学部長に視線を向けた。

一人の同僚がささやいた。「なにか話してくれ」

永遠の英知を得た学部長はため息をつき、こう言った。「金を選ぶべきだった」(笑)
2016/09/12(月) 05:51 笑い 記事URL COM(0)